HONDA AP-1 S2000-1型

  • このS2000は、オーナーの要望を元に、当店が探してきて販売した極上中古車です。
    走行距離は30,000km未満で冬場は車庫で保管されていたことから、内外装のヤレもなく非常に程度の良い状態でした。
    写真は納車直前の画像です。(2003/04/17撮影)
    独特のイエローメタリックにカーボンボンネット。
    かなり特徴的な外観ですが、ノーマルからの変更点はカーボンボンネットとSpoon製ダウンサス、それに純正リップの装着のみ。
    前オーナーも丁寧に扱っていたようで、非常にきれいです。
  • このS2000を購入したオーナーは当店のお客様で、以前は1,800ccに排気量アップしたシビック(EG6)やツインターボ(TD-05×2)仕様のRX-7(FC3S)に乗っていました。
    どちらかというと、イジり系のオーナーです。
    今回も納車と同時にBRIDEのフルバケPROSを2脚購入しました。
    そしてホンダの赤エンブレムを装着。

    中古購入時に装着されていたSpoon製のダウンサス(バネ)は、ノーマルよりもちょっと固い程度。
    ショックは純正品のままだったのですが、純正ショックが思ったよりも良くて、オーナーも気に入ったご様子。
    (純正ショックはかなりの大容量。更にリアは別タンク式がおごられています。)
    しかし、基本的にイジり系オーナーなので、気がつくとマフラーやらエアクリやら剛性アップパーツやらを某オークションで購入していました。

     

    これはオーナーが某オークションで中古購入した5次元マフラー
    5次元というと、爆音マフラーといったイメージが強いのですが、このマフラーは静かです。
    ビビリや籠りもなく、全体的にスムーズな吹け上がりをします。

     

    ARCのインテークチャンバー+インダクションボックス。

     

     

     

    純正エアクリボックス+Spoonのインテークダクト。

     

     

    アクセルレスポンスはARCのほうに軍配が上がりますが、低速トルクの無さと、熱気の吸い込みによるパワーダウンが酷く、街乗り~ワインディングではSpoon製のインテークダクトに軍配が上がります。
    オーナー自身、熱対策を模索(段ボールで遮熱カバーや導風パネルを試作装着)したようですが、吸気温度の上昇はクリアできず、結局Spoon製のインテークダクトに落ち着きました。
    ※吸気温度はオーナー自身がテクトムのコンパクトモニタで純正センサーの数値をモニターしていました。
    また、吸気温度の上昇を抑えることができたら、そのダンボール製の試作カバーを元に、当店にアルミ製カバーの作成を依頼するつもりだったようです。

     

    その後、格安のサブコンSiecle DC Systemを当店で装着。
    このDC Systemは純正ECUの配線に割り込ませ、セッティングは専用ソフトを使ってパソコンから行います。
    当時はTrustからe-manageが販売されていなかったため、このサブコンは安価な割に多機能で非常に重宝しました。
    しかもノーマル~ライトチューンに対応したセッティング基準データも提供されるため、かつて吊るしで売られているスポーツECUへの交換と同等の効果があります。

    吊るしのスポーツECUと異なる点は、専用ソフトを使って即座にデータを書き換えられるということでしょうね。
    つまり、仕様変更に即座に対応できるのです。それがたったの3万前後。非常にお買い得です。
    (吊るしのスポーツECUは純正下取りで10万前後)

    また、同社からラインナップされている燃料噴射時期コントローラーADICも当店で装着。
    これはインジェクターの噴射時期を進角することで、加速時の燃料の立ち遅れを解消するものです。
    S2000に取り付けたのは、低速モード/高速モードの2種類を切り替えられるタイプ。
    コレ、意外と効果のあるパーツなんです。
    取り付け当初、オーナーは高速モードにして、全開域の加速を楽しんでいたようですが、普段はあまり全開にすることも少ないので、すぐに低速モード固定にしたようです。

    オーナー曰く、
    ノーマル状態だとシフトアップ時、アクセルを入れても車の動きがモサっとしてて、加速の立ち上がりが悪かったんだけど、ADIC入れて低速モードにしたら、シフトアップ時の加速の立ち上がりが早くなった。
    とのことです。
    これまた低価格(1.5万程度)なパーツでお買い得。
    オーナーも満足のご様子でした。

    その後DC SystemでADICのモード切替を制御できることを知り、切替制御用のアダプタを追加して、低速/高速モードの切替をDC Systemで自動制御するように設定しました。
    その際、オーナーの希望に合わせて常用域(2000~5000rpm)の燃調も若干変更しました。

     

    こんな感じでパソコンつないでその場でリセッティング。
    走行中、ECUが参照している燃料補正マップのアドレスをモニタリングすることも可能。
    値段の割に意外と便利なのです。
    今回はオーナーの嗜好に合わせて、トップエンドよりも常用域の燃調を重点的に変更しました。
    その結果、VTECがハイカム側に切り替わる手前のかったるさが無くなり、普段の街乗りも快適になりました。

     

    室内では シート以外にもさりげないこだわりとして シフトブーツを本革製(ワンオフ)に変更し、フロアトンネルカバーも本革製のもをアメリカから個人輸入。
    (本体価格$90.0-ですが、通関手数料やら何やらも同じくらいかかります。)
    オーナー曰く
    純正ハンドルの質感に合わせてブーツとカバーを購入した。
    とのことです。

     

    最終的に、一番最初に購入した 真っ赤なブリッドのバケットシートを、派手で鬱陶しい(飽きた)という理由で取り外して売却。
    購入したときとほぼ同じ見た目に戻してしまいました。

    それだけ、S2000の出来がイイって事なのだと思います。

     

    当店はハードチューンばかりといったイメージが強いかも知れませんが、ライトチューンのお客さんも多くいらっしゃいます。
    ライトチューンだからと侮るなかれ、キチンとポイントを押さえれば気持ちよくて速い車に仕上がります。
    もちろん、自分の手で愛車をいじりたいというオーナーさんも大歓迎!
    空いてるときであれば、当店の工場前の空きスペースで作業できますので、事前に相談してみてくださいね。


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